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作家さんの読書案内はやっぱり面白いなぁと思った。 角田さんはこれを感想文集というのだけれど。
本に対する愛情が伝わってくる内容で、読んでいるとどの本も素晴らしく感じられる。 こんな風に本を読んで、こんな風に感想を書けるようになりたいものだなぁと思った。

角田さんは作家になったばかりの頃、周りの先輩作家や編集者から本をあまり読んでいないことを随分心配されたらしい。 それで怖くなって、本を読んで文章を書く仕事は何でもかんでも受けると決めたそうだ。 仕事をきっかけにして色んなジャンルの本を読んでしまおうと決意したらしい。 私から見れば十分たくさん読んでいると思うのだけど、作家としてやっていく人たちはとんでもなく読んでいるんだろうなぁ。

のんびりしているように見えて根性のある角田さんは、本に対する態度でも角田さんらしさを発揮する。
本の魅力をギュッとつかんで自分の言葉でその魅力を伝えるという作業は、自分の中にちゃんと核のようなものがないとできないんだろうなぁと思った。

引用はほとんどないんだけど、たまにしたと思うとその部分が的確だ。 例えば、穂村弘の『にょにょっ記』 。

「グミって食べたことないな、と思う。お菓子のグミ。揉んだことはあるけど。」(p.239)

この三行を引いてくるところが素敵! これだけで、この本がすごく面白い本だということがよくわかる。

自分が読んだ本も、読もうと思ってまだ読んでいない本も、知らない本も登場して、これからもっともっと本を読みたいという気持ちになってしまう。

早速、開高健の『青い月曜日』を借りてきてしまった。本の魅力を伝えて、その本を他の人にも「読みたい!」と思わせてしまうのが、いい書評だと思う。

私が「読書」をはっきりと意識したのは、12歳の秋に読んだミヒャエル・エンデの「はてしない物語」だったように記憶している。重層的な物語の楽しさはいうまでもなく、赤くつるりとしたシルク地に包まれた装丁は魔法がかけられているように美しく、読む自分まで素敵なこどもだと思わせてくれた。(そう、まさに主人公のバスチアン少年と同じように!)

図書館で借りてきたその本をどうしても自分のものにしたくて、親にクリスマスプレゼントとして買ってもらったのだった。あのころで2800円。児童書にしては高くてなかなか手が出なかったのである。(いまでも私の本棚のいちばんいい位置に配置されている。)

「むこう側とこちら側」があること。けれどもその世界にはいつでも容易に入っていけること。それが読書という体験であること。

それを知ったのが「はてしない物語」であったというのは、不思議なような、必然のような、奇妙なきもちだ。

そんなこどもが大人になって、いまでは物語に限らず新書だろうがビジネス書だろうがとにかく本の世界とこちら側を日々行き来している(アブナイ?)私だが、松岡正剛の本を読むとその2つの世界の繋がりと意味を言語化して感じることができる。セイゴオ先生に学ぶと「意識して」むこう側に行くことができるため、持って帰ってくるものが大きくなるのである。

先日読んだのはこの本。松岡正剛『多読術 (ちくまプリマー新書)』。

清水義範+西原理恵子の黄金コンビ(?)による読書必勝法,読了.

独断流「読書」必勝法 (講談社文庫)
独断流「読書」必勝法 (講談社文庫)

清水義範は10-20代にかけてよく読んだ作家ですが,久しぶりに読みます.

このミステリーがすごい!のスペシャルムックを読了.

»もっとすごい! このミステリーがすごい! (別冊宝島 1503 カルチャー&スポーツ)
もっとすごい! このミステリーがすごい! (別冊宝島 1503 カルチャー&スポーツ)

1998-2008年の各年度ベスト20掲載の他,20年間のベスト・オブ・ベストを発表しているという,実に資料性の高い一冊.

江口寿史が好きです.先日会社の先輩が東京に転勤し浦安市に引っ越したのですが,「浦安周辺なんて千葉パイレーツしか知らない」との呟きに反応する若手は私のみ,というくらい好きです.最近の若い人は江口寿史を知らないようです(おかげで会社で年齢詐称疑惑があります).

それはさておき,近所の大手書店に江口寿史のムックが平積みされていました.

江口寿史―総特集 (KAWADE夢ムック)

頭がいい人、悪い人の話し方で知られる著者による読書術の本.これは面白かった.

»樋口裕一「差がつく読書」
差がつく読書 (角川oneテーマ21 (B-95))

著者は,情報や知識を得ようとする読書を「実読」,ただ楽しむだけに読む読書を「楽読」と定義しています.ざっくり分類すると学問や学術のために読む実用書や自己啓発書が「実読」,小説やエッセイが「楽読」でしょうか.それぞれの読み方について説明しているのが本書ですが,

第一の心構え,それは,「実読」は発信しなければ意味がない,ということだ.

と冒頭で述べられています.これは実感ですね.

確かに仕事のために読んだ本から得た知識でも,仕事の現場で客や同僚に話さないと身に着かないと思います.もしくはこのページのように,ブログで公開するとか.逆に,発信できるほど分かりやすい一言メッセージがない本は「実読」としてはいまひとつと言えるかもしれませんね.

…読んだ本について,このサイトでもっとレビューしないとね…(山積みです)

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