マンガ評:楠田夏子『ことことかるてっと』

Twitterでオススメ頂いた楠田夏子『ことこと かるてっと(KISSコミックス)』,読了。

Amazonよりあらすじ。

京都、西陣の西のはずれにある小倉大学女子寮。てんでバラバラな性格の4人の女の子たちがある秘密を共有しながら暮らすことになり……。圧倒的な画力で繊細な少女漫画魂を描き出す驚異の新人・楠田夏子が描き出す、季節うつろう京都の街の、乙女の四重奏(カルテット)――。

京都の女子寮を舞台にした,ちょっと不思議な少女マンガ。最近の少女漫画事情なんて知らないのですが,京都が舞台ということもありレトロな印象です。まぁ少女漫画の本質は変わっていないかも…

音を映像として再現する特異体質・共感覚を持つ蓮華と,3人の仲間の物語。どこかSFちっくなところもありながら,本質的には彼女らの出会いと成長を描いた青春漫画です。ハチクロの女子寮版といえば分かりやすいでしょうか。ハチクロの場合は男性サイドの視点が多いけれど,本作では女の子の同性に対する気持ちなんてのも描かれています。

大学生って楽しいなー,もしくは懐かしいなーと思わせてくれる作品。

京都が舞台なだけあって,西陣,祇園祭,天神市といった京都の風景が多数描かれています。作品自体はどうしても京都を舞台にせずともよいのに…と思っていたら,作者が京都在住なんですね。どうりで日常の風景が美しい。

クスダブログ


久しぶりにがっつり少女漫画を読んだよ…