達海猛/GIANT KILLING「各々の垣根を越えて自分の役割以上の仕事をする…それが俺の憧れる…クラブの形だからね」

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何から何まで背負いやしないよ
俺は監督だぜ?
俺が背負うのは現場の責任だけだよ

でも思ったことは言う
そうじゃないとクラブは発展していかない
各々の垣根を越えて自分の役割以上の仕事をする…
それが俺の憧れる…クラブの形だからね

綱本将也+ツジトモのサッカー漫画,ジャイキリこと『GIANT KILLING』16巻より,達海猛と笠野スカウト(元GM)の会話より.Jリーグのクラブに限らず,一般的な組織論でありますね.もっとも「役割以上の仕事」が強制になってしまうとブラック企業になりかねないので,上に立つ人次第なのでしょう.

ということで,人の話.上記から続けて引用.長いけど名言.

本当はそのためには
それらの意見を取りまとめるような人が必要なんだよ

人の意見を拾って集めるんじゃない
向こうから自然と集まってくるような人だ

今のETUはこうだとか…
こうしたほうがいいんじゃないかとか…
こっちにいい選手がいるけどETUにどうだとかさ…

きっとさ
皆自分の話を聞いて欲しくて言ってくるんだ

この人なら自分の意見を形にしてくれるんじゃないか…
そう思わせてくれるだけの器と…
信念を持った人がETUには必要なんだ

つまるところ,人は組織ではなく人についていく.古代専制国家の頃より不変の真理にたどり着いてしまいます.

ジャイキリは試合の描写も面白いですが,ETUというクラブを作っていくスタッフやサポーターの心理を上手く描いていて,ストーリーが骨太なものになっています.特に達海の現役時代を描いた過去編でグッと面白くなりました.中でも笠野さんと達海の絆のストーリーはどこかほろ苦く,胸が熱くなります…

長台詞でしたが,すごく好きなシーンだったので引用してみました.