書評:臼井宥文『3年で富裕層になる!―4000人の新世代リッチと会ってわかった方法』

私もそろそろお金持ちになりたいと思い,『3年で富裕層になる!―4000人の新世代リッチと会ってわかった方法』という本を読んでみました.

»3年で富裕層になる!―4000人の新世代リッチと会ってわかった方法
3年で富裕層になる!―4000人の新世代リッチと会ってわかった方法

富裕層マーケティングなるものを手がける著者による富裕層になるための本.という売り出しですが,富裕層を生み出す背景を紹介する本という印象です.

目次は以下.

はじめに----いつ誰が「富裕層」になるかわからない時代
第1章 あなたも富裕層になれる!
第2章 富裕層ってこんな人たち
第3章 3年で富裕層になる方法<メンタル編>
第4章 3年で富裕層になる方法<実践編>
第5章 私はこうして富裕層の仲間入りをした
付 章 ニューリッチから本物の富裕層へ

著者の提唱する「3年で富裕層になる方法」というのをまとめると以下.

・1年目:資金を貯める
・2年目:起業,不動産などでレバレッジをかける
・3年目:浪費に気をつけ,分散投資やIPOで基礎固めをする

うーん,いまいち分かりません.

本書に掲載されている富裕層へのインタビューも実感がないというか…少ない成功例を見せられて「これが正しいやり方だ!」と言われても,素人の株式・FXの必勝法のような,勝ったもん正義という印象です.お金を持っている方は実感できるのでしょうか.

そうだな,事例も(仮名)と紹介するのではなく,世の実業家を実名で「こんなことやってる」と紹介してくれた方がイメージしやすいですね.たとえばdankogai氏とか.


日本旧来の「汗水流して働いた金銭は尊い」という概念を否定するあたりは納得できたので,金銭を増やすためのメンタリティというか常識を知りたいなら悪くもないと思いますが,それなら勝間和代「お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践」をオススメします.

微妙にタイトルに釣られてしまいました.