書評:コグレマサト+いしたにまさき「クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティング」

ネタフルのコグレマサトさんとみたいもん!のいしたにまさきさんの共著「クチコミの技術」を読みましたので今更ながらにレビュー.

クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティング
コグレ マサト いしたに まさき
日経BP社 (2007/03/29)
売り上げランキング: 19754
おすすめ度の平均: 4.5
5 小さなことからコツコツと
5 有言実行の書
4 ブロガーの視点から書かれたブログマーケティングの方法

bk1で「クチコミの技術」を探す

目次は以下.

第1章ブログ・メディアの登場
 1-1 メディア化する個人ブログ
 1-2 クチコミの正体
 1-3 意外なコンテンツがアクセスを集める
 1-4 消費者はすでにWeb2.0の渦中にいる

第2章ブログのクチコミ・パワー

 2-1 クチコミの起こし方

 2-2 継続は力なり

 2-3 炎上とどう向き合うか

 2-4 ふつうのブログがメディア化する瞬間

第3章クチコミの効果測定

 3-1 なぜサイトを評価する必要があるのか

 3-2 サイト評価の方法

 3-3 クチコミの効果を調べる

第4章アフィリエイトとアドセンス

 4-1 影の主役アフィリエイト

 4-2 アドセンスという起爆剤

第5章事例に学ぶクチコミのネタ

 5-1 試用レポートが話題になるワケ

 5-2 ソフトのクチコミはあの手この手

第6 章開発者に聞いてみた

 6-1 Movable Type日本語化の舞台裏

 6-2 更新情報の収集とブログ検索

この本は,アルファブロガーである著者2人がブログによるクチコミの起こり方や効果を企業のマーケティング担当者に「ブロガーとしての視点」から紹介する書籍です.しかし,ブロガーの私が読んでも十分面白いものでした.というより,ブロガー魂を見事にとらえた一冊

もちろん,従来のテレビCMや雑誌広告でもクチコミは起きます.しかし,ネットで販促活動を行ったときのほうが,はるかに低い予算で強い伝播力を持ったクチコミを起こせる場合があるのです.

零細ブロガーの私が感じるブログの面白さとは,トラックバック,コメント,ソーシャルブックマークやSNSで反応があったり,検索エンジンやRSSリーダーを経由して訪問してくる利用者がいることにあります.この本でいう「クチコミの力」をもう少し大きくしたいとは思っているけれど.

ただし,SNSは基本的に外部の検索エンジンから検索することができません.閉じた(クローズドな)クチコミなのです.日記を読んでいるのも基本的には友人や知人です.

ブログと似たようなメディアとしてmixiなどのSNSがありますが,ある程度閉じられたSNSより広く公開した方が面白いよねという理由で,自分でサーバーを借りてブログを運営しています.マイミク20人くらいの私がmixiで日記を書いたところで反応は少ないですし,限定した範囲に向けた文章を書くのもどうも性に合いません.

本書は,ブロガーである私に「ブログってやっぱり面白いな」「もっと続けたいな」ということを再認識させてくれました.マーケティング担当者に限らず,ブログを運営している人,これからブログを始めようとしている人,mixiなどのSNSで日記を書いている人にオススメしたい一冊.私のマイミクの方々には本書を読んで,是非とも外部でブログを始めて頂きたいと思いました.その人達にはこんな言葉を.

ミクシィで”修業期間”を経てからブロガーになった人は,これまでよりも速いスピードで成長しているようです.


最後に,私のブログは「続けること」が目的です.そんな私が本書中で最も共感した言葉をコグレさんの文章から二つ引用します.

ただ,いったい100万PVのブログ・メディアを作り上げる秘訣は何だと聞かれたら,それは「ずーっと続けること」だと答えます.
(まえがきより)Keep on blogging.