書評:湯浅健二「日本人はなぜシュートを打たないのか?」

アジアカップが4位に終わった後に何ですが,サッカー関係の本.プロサッカーコーチで評論活動でも著名な湯浅健二氏の「日本人はなぜシュートを打たないのか?」を読みました.


日本人はなぜシュートを打たないのか? (アスキー新書 18)
湯浅 健二
アスキー (2007/07/10)
売り上げランキング: 517

まず攻撃の目的は何なのかを明確にしておこう.ボクは,シュートを打つことこそがその目的だと思っている.シュートを打った結果としてのゴールは,テクニックや様々な心理ファクター,そして偶然性などが絡み合った結晶みたいなものだから,シュートとは分けて考えるようにしているのだ.

なるほど,これは分かりやすいですね.よく「シュートで終わる攻撃が大事」とは言われますが…シュートという目的を果たすために,ボールを持っていないときに動くこと,裏をとること,スペースをつく動きなどが現代サッカーで求められる,ということです.

ただ本書は,著者のドイツサッカー留学時代のエピソードが多く,その割には表題の「日本人はなぜシュートを打たないのか?」という疑問に答えていないのが残念です.何故なんですか湯浅さん?

現在のサッカー日本代表,あるいは日本人に限らず著名なチームや選手の動きを解説することで表題の疑問に答えてくれたら,もっと分かりやすいんですけどね.